物語の舞台


■物語の舞台となる《大陸》は広く、不思議と謎に満ちています。魔法や精霊はまったく珍しいものではなく、あちこちにある古代の遺跡には、妖精、幻獣、魔獣といった存在も住んでいます。統一王朝があった時代もありましたが、今は小国が群立しています。中部にある新興の《ランドニクス帝国》が、強大な力を蓄えつつあるようです。

■はるか昔には《偉大なる神々》が《大陸》に降臨し大きな力をふるっていましたが、神々が天宮に帰ってしまった今では、その力は失われて久しくなりました。もっとも偉大なる奇跡は未だ多く伝えられており、信じて祈る人々にはその力が与えられています。

魔法は普通に存在します。しかるべき教えを受け、素質があるならばだれでも身に付けることができる学問なのです。ただ得意・不得意もありますし、いくつかの触媒を集め長い呪文を唱えるよりは、種火から火を移したほうが早い、という至極まともな理由から、魔法を使わない人もいます。

《忘却の砂漠》は、《大陸》の人々にとって、鬼が島のような場所です。昔話やおとぎ話の類に出てくるので、その名前は皆知っています。けれど、そこにありながら誰も足を踏み入れず、向かった者は帰らないと噂される場所なのです。