『どこかの物語』サブキャラクター設定

氏名:カイト=エルフマン
性別:男性
年齢:45歳
人種:トゥール人
職業:帝国監督官
所属:内務省地方局自治行政部主席監督官(統括担当筆頭課長代理)
ジョブ:ヘッドクォーター
背景:
 古代遺跡と流通の都市、トゥール王国の王都オルフェシス出身。トゥール人。
 ランドニクス帝国内務省に所属する中級官僚の一人。官僚では珍しい帝国外出身者。彼は正規のルートで採用された職員ではなく、二十年程前まで大陸南部を騒がせていたテロリスト(義賊であった様だが詳細は不明)であった彼を当時、国防総省勤務だったパウワ―=ザクスがスカウトしてきたという経緯がある。余談であるが南方の名門、テスラ神聖王国を巻き込んだ『第一次南方戦役』はカイトの祖国トゥール王国を事実上植民地としていたテスラ神聖王国の腐敗を帝宮に訴え出て、時の国防総省副大臣テイラー=ファズボーンが行動を起こさせた、という話が残っている。歯に衣着せぬ直言勅争の士で、若き日にはジャニアスと相当危ない橋を渡った仲でもある。
ジョブコマンド:『統括』
 ヘッドクォーターのジョブコマンド。周辺に配置された味方ユニットの全能力値を上昇させる事が出来る。
名前:ホーク=イェルツ
性別:男性
年齢:40歳
人種:ダルダネス人
職業:内務省事務官(帝国警務官補)
所属:内務省警保局警備第一課総括課長補佐(衛士運用担当)
ジョブ:コマンドスナイパー
背景: 
工業と戦の都市、旧ダルダネス共和国の工業都市テルガ出身。ダルダネス人。大枠ではランドニクス人。
 ランドニクス帝国内務省に所属する中級官僚の一人。内務省入省がジャニアスと同期であり、どういうわけか変人が多いのに出世してしまう『二十八年組』(通称、花のニッパチ)の一人。彼も最下級職で登用されたが修羅場にばかり直面してしまう体質と、それをうっかり解決する能力に恵まれてしまったために、危険な部局をひた走る。ジャニアスがボケとすればホークはツッコミで、警保局と安保局の共同作戦の場合などは、部下達はさながら漫才を見ているかのようであるらしい。お笑い系に見られがちな彼だが、犯罪者や反政府組織テロリスト達にとっては正に天敵と呼べる存在で、その容赦が無く、また内務省という組織に居ながらゲリラ的な手法で持って敵と対峙する姿勢を見て、彼を『ブラックホーク』と呼ぶ犯罪者達も多い。
ジョブコマンド:『瞬間チャージ』
 コマンドスナイパーのジョブコマンド。あらゆる強さのチャージを四倍のスピードで行う事が出来る。
名前:ボーン=クライド
性別:男性
年齢:41歳
人種:テス人
職業:内務省技官(帝国霊能官補)
所属:内務省霊能局付参事官補佐(霊能企画課次席技官兼務)
ジョブ:ハイウォーロック
背景:
 帝国魔術発祥の地、旧テス部族連合国の辺境カルジェ出身。テス人。大枠ではランドニクス人。
 ランドニクス帝国内務省に所属する中級官僚の一人。現在は内務省の所属ではあるが出身は帝国陸軍。二十代後半の頃は陸軍先任曹長として分隊を率い前線で活躍した下士官。30歳で戦地任官し少尉に昇格。その後、国防総省陸軍運用局を経て内務省に転籍したという珍しい経歴をもつ。霊能局所属ではあるが、剣の扱い、特に大剣に関しては目を見張るものがあり、得意の援護魔術と組み合わせての部隊運用の上手さは流石、現場上がりと言った感がある。決して目立つタイプの男ではないのだが、大事にはいつのまにか駆けつけていて、てきぱきと事案を処理していく様は存在感大。また、実は大変な親バカであるという一面も持つ。
ジョブコマンド:『全援護魔術』
 ハイウォーロックのジョブコマンド。体系化されているはずの多分野の魔術の援護魔術に限って、その全てを行使できる。
名前:ベリリーニ=ウェルダン
性別:女性
年齢:29歳
人種:セルフェス人
職業:帝国水軍少佐
所属:帝国水軍第一軍第十五水路守備大隊長
ジョブ:コマンドヴァルキリー
背景:
 水の都、旧セルフェス公国の水都ロベルターナ出身。セルフェス人。大枠ではランドニクス人。
 ランドニクス帝国水軍に所属する大隊長の一人。前述のボーンとは正反対の国防大学校(旧ダルダネス共和国軍騎士団士官学校)出身のエリート軍人。最年少で少佐に昇格し、大尉格の特務中隊長に中尉で就任するなど、帝国軍の新記録を更新し続けている。帝国軍では1割程度しか居ない女性士官(士官は騎士の称号を有するため)だが、能力は高く、帝国四公国(フォリナー、ダルダネス、テス、セルフェス)でも軍事の筆頭と言われるダルダネス出身の軍人より秀でていると言われる。先の参謀本部首席参謀ジーク=カミル=ダルダネス陸軍准将をして、「水域の守りは第一軍にあり」と言わしめたほどの人物。良くも悪くも軍人気質で、融通が利かないが、いざというときは体をかわさずに責任を負う覚悟を持っている。最近、久々に彼氏が出来たという噂があるので、彼女の所属する連隊では、いつまで続くかという大規模な賭博が秘密裏に行われている様子。データ上はセルフェス公国出身となっているが、彼女の出自には実はある秘密が――
ジョブコマンド:『槍術』
 コマンドヴァルキリーのジョブコマンド。遠距離攻撃を可能とする強力な槍術を行使できる。
名前:マルコス=フェリントス
性別:男性
年齢:51歳
人種:ダルダネス人
職業:帝国侍従
所属:帝宮官房国家非常連絡局参事官(情報総括担当)
ジョブ:パラディン
背景:
 工業と戦の都市、旧ダルダネス共和国の首都ダネスターシェ出身。ダルダネス人。大枠ではランドニクス人。
 ランドニクス帝国帝宮官房に所属する高級官僚。旧ダルダネス共和国陸軍第六師団『白狼騎士団』出身。終戦間際には最前線の小隊長としてフォリナー王国軍と刃を交えた。戦後はその剣の腕を生かすために帝国陸軍に入隊。第一次南方戦役での大隊長を最後に戦闘の第一線からは身を引き、国防総省大臣官房にて勤務。その後、国防施設局国防街路課長から当時新設された帝宮官房国家非常連絡局(正式には国家非常連絡会議事務局)に転出し、現在は参事官の要職にある。時に民衆との考えが遊離する事もあるが、これは優先順位の第一位が国家に有るという性格の現れであると思われる。後述のパウワ―=ザクスとは戦中、同じ師団の小隊長と幕僚という間柄で戦友。しかし、現在は立場の違いから度々対立している。
ジョブコマンド:『聖剣技』
 パラディンのジョブコマンド。遠距離攻撃を可能とする強力な剣技を行使できる。
名前:パウワ―=F=ザクス
性別:男性
年齢:54歳
人種:ダルダネス人
職業:帝国内務官
所属:内務省危機管理監
ジョブ:クライシスマネージャー
背景:
 工業と戦の都市、旧ダルダネス共和国の首都ダネスターシェ出身。ダルダネス人。大枠ではランドニクス人。
 ランドニクス帝国内務省に所属する高級官僚。旧ダルダネス共和国陸軍作戦部出身。大陸最高と言われた軍事教練である高級指揮幕僚課程を修め、戦中は若手幕僚としてフォリナー王国軍を苦しめた陸軍中尉。自らが立案した作戦では、必ず最前線の兵士に同行した為、その戦術には絶大な信頼がある。また、流派は不明だが剣豪でもある。戦後はランドニクス帝国国防総省に勤務し特務部隊アルファベットに所属。後に内務省に転籍。以後、内務省検事局参事官、セルフェス公国文官庁検察部長、帝宮審議官(安全保障・危機管理担当)、ランドニクス大学院政治学課程主任教授(通称 帝国大学)等を経て現職。危機管理監とは言え、部下の居ない言わば『無任所局長』であり、全局に渡りその職務権限を持つ事務次官以外では唯一の帝国内務官。現場型の人間で局長級に昇格した現在も単独行動を好み、テロリスト達にたびたび襲撃されたりしているが、これを全て撃退している。家族は娘が三人。因みにジャニアス=ホーキンスとは二十年以上の付き合いで、現在、彼が持っているジェネラルスタッフの称号はパウワ―が譲ったもの。
 余談では有るが、彼は純粋なダルダネス人ではなく、戦前に旧ダルダネス共和国を研修交流で訪れていたあるフォリナー人の外交官とダルダネス人の母との間に生まれた混血である。彼のミドルネームの『F』はその父方の姓であるとの話なのだが――
ジョブコマンド:『全剣技』
 クライシスマネージャーのジョブコマンド。遠距離攻撃を可能とする強力な剣技を流派の別を問わず、全て行使できる。
名前:キンブレス=ウィンザルフ
性別:男性
年齢:61歳
人種:テス人
職業:帝国霊能官
所属:内務省霊能局次長(霊能局担当審議官兼務)
ジョブ:ウィザード/ジェネラルスタッフ
背景:
 帝国魔術発祥の地、旧テス部族連合国の神都テリウス出身。テス人。大枠ではランドニクス人。
 物語では名前しか出てこなかった人物、でも一応解説。ランドニクス帝国内務省に所属する高級官僚。帝国成立前のフォリナー王国とダルダネス共和国との民族紛争に傭兵として参加。その後、当時のフォリナー王国文民調査官であった後の帝宮官房長官テイラー=ファズボーン(故人)より請われて帝国に併合された祖国であるテス公国に設置された帝立霊能大学校(現ランドニクス大学院霊能課程)で教鞭を取った人物。以後、国防総省、帝宮等に出向を繰り返し、三年前に霊能局次長を拝命する。黒魔術という分野に限って言えば大陸でも五本の指に入る人物。行政経験の少ない局長を補佐し、政治力が高く実直な性格なのだが、ジャニアスにはなぜか「金さん」と呼ばれている。現在、内務省本省在籍者の中では最年長。
ジョブコマンド:『暗黒魔術』
 ウィザードのジョブコマンド。黒魔術より更に強力かつ多種類の暗黒魔術を行使する。
名前:オッジ=ジェラルダイン
性別:男性
年齢:56歳
人種:??
職業:財団職員
所属:財団法人 大陸政経調査会非常勤顧問
ジョブ:??
背景:
 人種不明。但し、外見的特長からフォリナー人と推測される。
 物語では名前しか出てこなかった人物、でも一応解説。ランドニクス帝国帝宮官房所管の財団法人 大陸政経調査会の非常勤顧問。大陸政経調査会は『元老院』という通称名があり皇帝の諮問機関と言われており、財団も調査委託団体という形で何らかの関係が有ると思われるが詳細は不明。組織内部では王族派左派と呼ばれる派閥の領袖であり、帝国議会の中でも外交防衛部会、地方行政部会等の主要な部会に『意見』が出来る人物でもあるが、一般には知られておらず、諸外国はもとより、内務省、国防総省の担当官さえもその詳細な正体を掴みきれていないと言われている。元帝宮官房長官テイラー=ファズボーン(故人)の右腕であったという噂もあるが、何ら証拠はない。
ジョブコマンド:??
名前:テイラー=ファズボーン
性別:男性
年齢:故人
人種:フォリナー人
職業:――
所属:――
ジョブ:フォレスター
背景:
 旧フォリナー王国の王都フォルテスタ出身、フォリナー人。故人。哲学者の家の次男として生まれ、文官を志しフォリナー王国文官庁に採用。その後は様々な部局やダルダネス共和国への外交研修を経験しながら過ごすが、38歳の時に祖国がダルダネス共和国との武力紛争に突入(中原戦争)。それに際し中佐として国内外の情報収集活動に従事。41歳の時には停戦合意に伴う人事交流で旧ダルダネス共和国に出向し祖国の権利保障に尽力する。その後、フォリナー王国、ダルダネス共和国にセルフェス公国、テス部族連合国を加えたランドニクス帝国成立に伴い設置された内務省に入省。外事調査部担当審議官(現 国家安全保障局)、警保局長、内務次官を経て政界入り。政界では帝国摂政政務補佐官(安全保障担当)、帝国議会外交防衛委員長、国防総省副大臣、帝国摂政代行を歴任し、最終は帝都五大卿(帝国摂政、帝宮官房長官、上院議会議長、内務卿、国防大臣)の一人である帝宮官房長官。内務卿や国防大臣を勤め上げるだけの実力を持った人物であるが、実働部隊を持とうと云う野心がないので恐いものなし。『カミソリ』の異名を持つに至る。また唯一、皇帝の諮問委員会と言われる元老院に単独で圧力をかけ得る人物でもあった。数年前に病死しているが、その強烈な個性は様々な後進達に影響を与えた。帝国初期の立役者。
ジョブコマンド:??
名前:ミスティ=デューラー
性別:女性
年齢:??
人種:??
職業:帝国霊能技監
所属:内務省霊能局長
ジョブ:ドラゴンウォーロック/ジェネラルスタッフ
背景:
 出身地不明、人種不明、年齢不明、経歴不明。
 物語では休暇中の人物。時を同じくciel本編では記憶を失った放浪の旅人ミスティ=デューラー。ランドニクス帝国内務省の中では八年前に新設の霊能局初代局長。内務省内ではあらゆる経歴データの無い唯一の人物。判明している最近の経歴は霊能局長就任直前には内務省卿官房審議官(霊能局設置準備担当)、その前は(財)大陸政経調査会、通称『元老院』左派の関係者であった様だ、という実に曖昧な情報ばかりである。かなり有能な人物であることは間違いないがその自由奔放な性格は役人として不適格と言われる。しかしながら多くの部下に慕われているようである。
 因みに彼女のセカンドネーム『デューラー』は内務省入省時に自分で作ったもの。他の者はその意味が分からず、「彼氏の名前か?」「出身地の地名では?」と様々な憶測を飛ばしているが現在の所不明。当人は「当てたらアタシの次のボーナス全部あげるよ」などと強烈な事(局長級技監のボーナスは年三回でトータル15.5カ月分!)を言い出すものだから、省内ではその情報収集が密かなブームになっており、仕事そっちのけで縦割り行政を越えた合同調査チームを組む者たちがいるとの事であるが、その局を超えた協力体制を作り上げる事こそがミスティの真の狙いだとジャニアスは考えている。
ジョブコマンド:『竜言語魔術』
 ドラゴンウォーロックのジョブコマンド。多くが謎に包まれた超強力な竜言語魔術を行使できる。
名前:ロウ=フェルマール
性別:女性
年齢:23歳
人種:ランドニクス人
職業:内務省事務官
所属:内務省国家安全保障局
ジョブ:エージェント
背景:
 ランドニクスの文化と商業の都市、フォリナー公国の公都フォルテスタ出身。ランドニクス人。
 物語では名前しか出てこなかった人物、でも一応解説。ランドニクス帝国内務省に所属する職員の一人。とは言っても庁舎にいることはほとんど無い、大陸北部担当のエージェント。戦闘はもとより変装・偽造・盗賊技能等の技術に卓越した工作員で現在はジャニアスの命で『大陸北部ほくほくグルメツアー(仮称)』に出かけた霊能局長の監視を行っている。
彼女は普段からフォリナー公国出身者特有の方言を使わないように努めているが、本音が出てしまうときには方言に変わってしまう。
 後日談であるが、数年後 彼女は内務省の職を辞し、後に伝説的冒険者になるある若者と共に急転直下の冒険の旅に出る事になるのだが、それはまたのお話。
ジョブコマンド:『仕手』
 エージェントのジョブコマンド。一撃必殺の暗殺技を行使できる。