第4章|崩れゆく聖域砦への道不浄の果てと心の行方歪んだ天秤マスターより

マスターより

 お待たせしました、そしてみなさんお疲れさまでした。物語の第4章をお届けします。物語当初からちりばめられていた謎は、かなり明らかになりましたね。物語はここで、ちょうど折り返し地点となります。今回は特に、痒いところに手が届くような、ポイントをついたアクションがいくつかありましたので、少し描写量にも偏りができてしまいました。
 そろそろお気づきの方もいるかもしれませんが、2003のテーマは「救い」です。あなたのキャラクターは、救われたいと思っているのでしょうか。それとも、誰かを救う側に立つのでしょうか。この物語がどこへ行くのか楽しみです。後半もよろしくお願いいたします。
 あ、あとアンケートの回答がない人がいますが、ないと淋しいので、よければ答えてくださるとうれしいです。アクションと同じ締め切り日に間に合わせなくても、急ぎませんので(おねだり)。
 「カップリング狙ってますか」という質問があったのですが、いえそんな……。キャラクターそれぞれが、真っ当に想いを返しあった結果だと思います。まあアクションのすみっこにちょろっと書いてあったネタであっても、逃さずそれを物語に取り込んだのは私ですけれど。これはマスターの楽しみなので、許してくださいな。

【物語の補足など】

【スケジュールについて】

 第5章アクション締め切りは、2月29日です。メールでも、フォームでも、どちらでもお好きな方でお送りください。メールの場合には、件名は「第5章アクション:キャラクター名」でお願いします。 ※2/29は終日不在の予定です。「アクション受け取りましたメール」返信が遅くなりそうです。お許しを。

 それではまた《大陸》でお会いしましょう。

第5章の指針

1.廃園で何かする
2.奴隷市に関わる
3.我が道を行く
上記以外は基本的にこれです。場所に関係なく、登場人物の誰かに絡みたいとか、遺跡調査とか。
※セイエスから再び質問
孤独に耐えることができますか?

登場人物たち

セイエス
責任感はあるけれどもその根拠は? カリーマさんに鋭いところを突かれ、自分なりに考え始めたようですが……
バウト
神殿地下(迷宮)で倒れていたところを保護されました。生きている人形状態。
イオ
義憤を迸らせ燃えています。いよいよ会長ズを敵に回す覚悟を決めたのか。
評議会長
裏の世界で奴隷市をとりしきっています。その目的は?
オールフィシス
廃園に住む女性。《ミゼルの庭》の園丁にしてマンドラゴラたちの姉。自らの存在意義について悩む。
ソラ
《ハルハ旅団》の元歌姫。廃園のマンドラゴラのひとり。元気になりました。妹がさらに3人増えました(笑)。
ロジオン(故人)
オールフィシスたちの「父」。廃園の薔薇に命と身体を与えた研究者。
ハルハ・シーケンス
《ハルハ旅団》の若団長。オールフィシスとも因縁がありそうですが……
踊り子さんたち
《ハルハ旅団》メンバーの双子の踊り子さん。ハルハの力で人形化し、奴隷市の商品となっています。

個別メッセージ

■アルフェス・クロイツハール
お友だちにはちゃんとなれたみたいです。アルティトさんたちのアクションとも共通していますが、「歌で意思疎通」がキーだったので、誰も歌をうたわなかったら進展なしになるところでした。
■ハル
セイエスはぼんぼんだもので、考えていくうちに収集がつかなくなるところがあるようです。ハルさんが考え方や道筋を示してくれたので、だいぶ成長したといえるでしょう。そして……ぼかしすぎたような気も。またチャンスがあったら触れます。
■スイ
ハルハに狙われております。いざというときの断り方(?)など考えていただくとよいかも。狙われる理由から、ハルハの意図等推測してみてくださいませ。
■ユズィル・クロイア
お見事でした。会長ズとハルハの関係について、これ以上は直接当人にあたってみるしかなさそうです。《ハルハ旅団》がミゼルドを訪れるようになったのは今年からですが、奴隷市は、もうずっと前からカイーチョ家の先導によって開催されているようです。
■ジャグ=ウィッチ
罠をしかけるのはいい案でしたが、他の人のアクションの結果、庭園に来たのはハルハではなかったので、少女たちのいいおもちゃに……ジャグさん子ども受けもよさそうですし。
■セレンディア
すみません、書ききれていませんが、庭園は少しずつ緑を取り戻しています。でも、花はもう咲きません。つぼみすらも。かわりに幼子たちが、精一杯歌っています。
■ライ・レーエンベルク
たしかにスイさんだけでは、ソラの顔は分からなかったですね。自由な時間には、ハルハはだいたい自分のテントにいたり、他のテントを見回ったりしているようです。めったに敷地の外へは出ないようですね。
■ジャック・コーデュロイト
対策たてずに会長ズに体面するのは勇気があるというか。もとより美形のジャックさんが来ちゃっては、据え膳でしたね。本来の目的とは少しずれてしまったかもしれませんが、ある意味危険度が高かった分、得るものも多かったかと。
■ルドルフ
うーん、幸せそうなルドルフさんを書くのは楽しいです。
■ブリジット・チャロナー
予想はかなり正解に近かったです。少女たちが薔薇の精であるあたりなど。オールフィシスは、話すべき理由があれば旅人たちにも隠し事はしません(少女たちの交感も続いていますし)。あと、四方の丘と建物の位置など、特に何かを模した意図はありませんのでご安心を。
■アーサー・ルルク
会長ズ、人形にしちゃったらあとはもうほったらかしでしたので、見張りなどは当日になっても特にいません。気づかれるわけないと思ってますので。下っ端たちに奴隷市のことが知らされることはありません。招待されているのは、裏世界に通じるような人たちだけです。
■アルティト
歌が重要でしたので、歌唱術士さんがいてくれてよかったです。
■カリーマ・ルアン
すみません、これまでカリーマさんの口調が微妙に違っていたような……今回のアクション、そういう意味でも非常に参考になりました。ああ、きゃるきゃるしてますね。
ミゼルドの街がつくられた当時のことは、ほとんど知られてはいません。迷宮で明らかになった事実などは、よほどの研究家などでなければ衝撃の事実、って感じです。
■ニクス・フローレンス
愛をありがとうございました。予想はあたらずともとおからず、でしたね。推理はOKですよ。どのような方法であれ、キャラクターたちは、物語上で語られていることを知っているのですから。
■ジェシュ
行動の際は、目的(何のために)や意図(どういう状況を想定したか)なども書いてくださいませ。行動しづらいことがあれば何でもお尋ねくださいませ。
■メルダ・ガジェット
セイエスあたりは他の人のアクションとのバッティングがなければ暇してます。遠慮なく誘ってみてください。イオも公務より奴隷市対応を優先させるようです。神像は気になっていたPLさんは多かったのですが、キャラクターとして気になっている人があまりいなかったのでした。
■リヴ=スプリングハート
いえ、的を射てますよー。《茨の民》は「ミソられた」のです。みやたの地元では「はみごにされた」と言うんですが。リヴさんの成長も楽しみだったりします。せっかくセイエスに会わない誓い(?)をしてくださったのに、いきなり一緒にいてスミマセン。
■アルテス・リゼット
壁に気づいたのは重要でした。アルテスさんが、今回一番魔法使いらしく魔法を使っているような気がします。
■ミュシャ
伝書鳩の返事は、《山猫軒》らしくちょっとかわいく(?)してみました。うん、この人たちにはシリアスは似合わないでしょうし。ただお頭ドノバンさんや某保護者さんたちは、あくまで脇役ですので、扱いはそんなに大きくはなりません
■イリス=レイド
オールフィシスたちの力は何なのか、という質問に対しては、オールフィシス自身も答えることはできません。
オールフィシス「あなたはなぜ呼吸するのか、そうおっしゃるのと、それは同じ質問です。私たちが生きていくのに、きっと必要なことなのです。なぜ私たちが生きているのか、その答えは私にもわかりません。父がなぜ私たちを生かしたのかも」というわけですね。
■ラフィオ・アルバトロイヤ
少しきりっとしたような。頑張ってくださいませー。
■エレイン
人形の状態ですが、ソラたちの交感の力によって意思疎通くらいならばできます。本来個別物語となるべき、エレインさんの状況が明らかになっているのも、少女たちの交感の力によるものです。奴隷市の商品にされるのと、旅団のテントに置いておかれるのと、どちらがよろしいですか? スタート地点、選べます。
■エルフィリア・レオニス
儀式とか生贄とか、そういうキーワードは近いです。薔薇については今回増えたりしてますので、いろいろ考えてみてください。
欠席:カルマ
第4章|崩れゆく聖域砦への道不浄の果てと心の行方歪んだ天秤マスターより