第6章|絶望を歌うもの約束人心を守る槌女神の右腕マスターより

マスターより

 皆様、お疲れさまでした。これまでの最長記録を更新した物語をお届けします。さらに個別物語が一本ハルさんへ出る予定。物語はいよいよ最後の山を迎えます。個人的には、7章分のボリュームとしてはやや詰め込みすぎたかと、反省しております。ごめんなさい!(難しいという声多数) そしてそれでも、ここまでおつきあいくださって本当にありがとうございました。キャラクターたちが物語に関わることができるのは、後1回だけです。ラストをどのように迎えるのか、みなさんの行動を楽しみにしています。

 さて補足は下記にゆずるとして、今後の予定など。物語7章終了後に、その後のキャラクターたちのエピソードを受け付けた上、最終章を書く予定です。ですので物語終了後の行動について、第7章のアクションに書く必要はありません。もっとも身の振り方に迷う人は、第7章での布石も重要になってくるかもしれませんが……。
 終了記念PL&PCチャットも開催します。時期的には7章終了後を想定しているので、5月末頃になるでしょうか。迫ってきたら改めてお知らせいたしますね。

【物語の補足など(ねたばれ含む)】 ※気づいたら付け足します。

【スケジュールについて】

 第7章アクション締め切りは、少しのばして5月9日(日)に変更です。メールでも、フォームでも、どちらでもお好きな方でお送りください。メールの場合には、件名は「第7章アクション:キャラクター名」でお願いします。
 なお、現時点での第7章公開予定日は5月20日頃?です。

 それではまた《大陸》でお会いしましょう。

第7章の指針

1.我が道を行く
ラストです! 悔いのないように、やりたいことをやってくださいませ。できるかぎり応えていくつもりです。
さらに補足。解決すべき問題としては「評議会の依頼」「神殿の依頼(すすり泣く黒い影の謎)」「ハルハ」「マンドラゴラたち」などが考えられます。
※オールフィシスから質問
あなたはこれまでに誰かを救えた・誰かに救われたと思ったことがありますか?
前回のオールフィシスからの質問には、「私は私、十年後も変わらない」と答えてくださったキャラクターさんが多かったです。みんな前向きで良い!ですねぇ、とオールフィシスに代わってお礼申し上げます。

登場人物たち

セイエス
「《風霜の茨》よ、貴女は何を残しえたのでしょうか?」
バウト
「女神だろうが評議会だろうが、奪った命を元に戻すことはできないんだ。それなら腹は決まってる」
イオ
「忌まわしき血から生まれたものが、忌まわしくない命であることを、どうやって証明すればよいのだ? それともそのように考え術をめぐらすことがすでに、忌まわしきことなのか?」
評議会長(オッジ&パーチェ・カイーチョ)
評議会に軟禁中。「勝手にすればいいじゃない」「アタシたちなしで、どれほどのことができるものか、穴の開くほど見ててやるわ!」「……あっでも、小娘の精油だけは渡さないわよ」
オールフィシス
「……多くには望まれぬ存在ならば、ここで散るのも定め。それでも願うことが許されるならば、想いを受けて咲いた私たちをどうか忘れないでください」
ソラ
(必要としてくれるひとのために、きっとわたしたちは生まれてきた。違うの? お父さま)
ロジオン(故人)
(わしは嬉しい。忘れられた者の想いに命を与えることができたのだから。じゃがわしは悲しい。彼らは忘れられ続けなければ、生き延びることかなわぬだろうから。彼女たちをつくりだしたわしの、罪なのだろうな)
ハルハ・シーケンス
「愚かしき者たちの、何故救いとなったのか? それが……わからない」
《茨の民》
「大いなる砦よ、おぞましきは救いの血を受けし薔薇、許されざるもの。どうかお慈悲を。女神に安らかなる休息を」
《風霜の茨》
黒い扉の先、広がりを見せる空間に独り、断頭台に縛られている女性。

個別メッセージ

メールが戻ってきちゃう方がいらっしゃいます。アドレス変更の際にはご一報くださいませ。
■アルフェス・クロイツハール
いろいろ気になることがある場合は、PLレベルでも予想を書いてもらえるとうれしいです。さてお札で魔法の種類を読み取ったのですが、ハルハおよび《茨の民》らしき人間の意思が感じられました。扉と鍵の存在そのものも謎ときのひとつだったのですが、今回難しくしちゃってすみません。
■ハル
抵抗は全然的外れではないですよ。助かりました。セイエスも責任を感じているようです。地下を去ったその後が個別になる予定。準備していますので少々お待ちくださいね。あと私赤毛が好きなのかもしれませんね……。
■スイ
今回あまりうまくまとめられず、スイさんは少なめになってしまいました。スイさんはハルハと対峙しても、一番物怖じしなさそうな人だと思います。
■ユズィル・クロイア
ツボをついた説得ありがとうございます。彼らも商人のはしくれですので、損得で話すのが一番でした。あと銃設定、出させていただきました。チャットでの描写を参考にしつつ。
■ジャグ=ウィッチ
罠関係だったので、本領発揮。書いていて楽しかったです。くっつけ隊の今後の活動も楽しみです。なおバウトも次回は完全復活している予定なので、煮るなり焼くなりしてやってください。
■セレンディア
いただいたアクションのうち前半だけの描写となってしまいました。犠牲になったセレンディア(嫌な言葉ですね……)がロジオンの夢を見ることによって、展開が変化しています。光明が見えるといいのですが。ミュシャさんから手紙も預かっているのですが、なかなか渡せません。ラストには間に合うかな。
■ライ・レーエンベルク
ソラの歌は今は悲しい歌です。ラストまでに、癒しの歌姫の名に恥じぬ美声を披露してほしいものです。
あとハルハいわく「何故退屈なのかって? 時間は潰すものではないって? キミは知らないんだね。自分の中に空洞があることを。流れる時間は常に空虚で無為だ。そうだろう?」
■ルドルフ
何だかルドルフさんたちは、混迷を極めている登場人物たちのなかで一足先に「救い」を見つけたキャラクターに見えます。弱いところのあるキャラクターは、書いていてとても楽しいです(悪のGMのようですが)。いや本当に、ほっとしました。
■ブリジット・チャロナー
非常に惜しいです(特に鍵のあたり)。6章のハルハのせりふ等から、そのあたりを詰めてみてください。古代都市の歴史・扉に関する考察は、ほぼそのとおりです。
■アーサー・ルルク
会長たちがまっとうな商人になれる日は来るのでしょうか。それは今後のお楽しみというところですね。ご尽力ありがとうございました。イオひとりでは、会長ズの説得・捕獲は無理でした。
■カリーマ・ルアン
ごろごろ作戦も非常にそそられたのですが、展開はこんな感じで。ムーンローズさんも登場させてみました。あたりにはまだ心の珠が散らばっているはずですが、回収されたものとしてOKです。ちなみに放っておいても、人形たちが廃園で自動的に回復した場合、珠は消えます。
■ニクス・フローレンス
銀の篭手=かつて《風霜の茨》を斬首した刃(を《茨の民》が畏怖崇敬したもの)です。黒い扉を開放したことで、その形態が変わりました。
■メルダ・ガジェット
次章まで時間はほとんどありませんが、腕のダメージはあまり気にせず行動してくださってかまいません。いやなんだかんだいってメルダさんは対ルドルフさん戦の一角をになっていたわけで。ハルハへの行動よりもこちらの行動を優先させていただきました。
■アルテス・リゼット
拘束道具大活躍。人形たちはすべて回収・保護されてますので、あとはハルハに元に戻させるか、廃園に移動させるか、というところですね。
■ミュシャ
アンケートも絡めてみました。ミュシャさんの意外と芯の強いところが見えてよかったかなあと思います。2003メンバーの10年後を、書いてみるのも面白いかもなどと思いましたよ。
■イリス=レイド
彼女はどちらかというと、人にお願いするより自分で動いてしまうタイプのようなので、今回描写は少なめになってしまいました。一杯一杯でもイリスさんって、あんまり変わらなさそうな気がします。そうでもないんでしょうか(アンケートより)
■ラフィオ・アルバトロイヤ
なかなかいい作戦だったと思います。ノヴァさん完全復活です。「どこか」への投稿もありがとうございました。馬!なかなかナイスな一家ですねー。
■エレイン
ルドルフさん関係は、専担でアクションかけたキャラクターに譲りました。それと、書きたかったのですがランドニクス周りまで触れられなかったので、次回の冒頭にでもチャンスがあれば。決闘シーンで分かるとおり、ハルハは《茨の民》ではないようです。
■エルフィリア・レオニス
調査関係は「誰に何を聞くのか」がはっきりしていないと、現在明らかになっている以上の情報は出にくいです。ですので今回はメルダさんサポート+ハルハについての行動メインとしました。黒い扉は、「女神の右腕」に続きます。一度開かれた扉ですので、以降キャラクターたちの出入りは自由とします。もちろん地上に戻ってもOKですよ。
遅刻:カルマ
第6章|絶望を歌うもの約束人心を守る槌女神の右腕マスターより