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マスターより

お待たせしました! 第5章です。
5章のテーマ。じっくりひとりひとりのキャラクターを描写しよう、という章でした。「どうしてこういう考え方なのか」「どうしてこういう選択をするのか」等々。各キャラクターそれぞれに個性、そのひとらしさ、というものがあります。キャラクター設定(第1章)の時から変わっていないこと、調査隊に入って変わったこと、両方楽しみながら書くことができました。

というわけで、第4章と展開的にあんまり進んでいないように見えるかもしれませんが、ここからはもうラストに向けてまっしぐらです。あと2章です。きちんと風呂敷を畳まなければなりません!(ドキドキ)マスターもこの先どうなるか不明です。とはいえそろそろ調査隊が解散したら何しようかなあ、ということも想像していただければいいなあ。物語は全7章ですが、第7章の後、キャラクターたちのその後を書いた「最終章」をやりたいと思ってます。少し気が早すぎました。まずは今目の前のアレやアレを何とかしてからですネ。

第5章の補足と解説……登場人物たちの目的について。

第一。アダマスの目的である《魔獣》の巣の撤去です。具体的には《炎湧く泉》上空から降りてきて遺跡の上にかぶさっている幻覚空間の消滅ということになります。キノコ岩(幻覚内では「結晶柱」)は1本を除き、取り込まれた人々脱出の際に崩壊しました。残るのはあとひとつ。

第二。ミスティルティンの目的は、人間に対する復讐です。《神の教卓》の地下に住まう火山の精霊であった彼(?)は、12分割されて封印されていました。内訳。はじめから解放されていたのが1(持ち主不明)。今回キャラクターに同行することによりキャラクターの身体の中に解放されたのが9。解放してヴィーヴルが従えているのが1、そして未だ解放されず柱の中にいるのが1です。

ミスティルテイン12分の1を得たキャラクター(イーダ、ダージェ、シュシュ、ラージ、ヨシュア、ラムリュア、ホールデン、グロリア、ミルドレッドが該当者)は、片目が赤くなりました。また望むならばその火の力をミストのように現出させることができます。ただしNPCは積極的にその力を使おうとはしません。またヴィーヴルさんの場合は、憑依のかわりに、大きな卵ほどの大きさの「赤く燃える鳥(まあ火の鳥ですね)」がふわふわとついてきます。パーピュアさんの場合はまだ結晶柱の中にいますので、該当のミスティルテイン12分の1も、未解放ということになります。

第三。ドールの目的。神の降臨。鍵はカインさんとリュートさんに託されました。空席は二つ。誰が座るか、あるいは鍵を使わないのか。ドール自身は、ふたりに丸投げしてその選択を見守ることにしたようです。

第四。カッサンドラの問いへの回答。「人間とは?」 回答権はラージさんが持っています(次点はクレド)。なおカッサンドラは赤い瞳ではなく、琥珀色の瞳です。ミスティルテインの力は、彼女は取り込んでいないということです。

第五。ミストの目的。何のために生まれたのか? 漠然とした問いですが、待ってても朝は来ないといわれてしまった以上、どうすればいいのか道しるべがない状態です。レッツ子育て!


その他のこと。
今回もかなりギリギリ進行になってしまいました。うーん。どれくらいギリギリかというと、最後の日、ミスティルテインであるところの「赤い塊」とタイプした文字が「赤い褌」に見えてしまうくらいギリギリでした。ぐるぐる結晶の中を翻る褌を想像して貴重な時間を浪費……恐るべき罠っ! 来月こそはわりとマスタリングにあてられる時間が多めになるはず、なのですが! ただちょっといろいろとありまして、夏休みのタイミングが当初考えていたより早めに取らなければならなくなったため、スケジュールについて再び調整中です。大変申し訳有りません。メッセージをお送りするまでには調整を終えて、UPする予定です。先月分かってたらスケジュール変更も一度で済んでよかったんですけど、ちと想定外でした。

ちょうど先週、友人サークルPBMの終了イベントがありました。そっちにお手伝いとして参加していたのですけれど(第5章公開スケジュールを1週間ずらした理由のひとつがコレなのです)、やはりマスター陣や、ゲームに参加しているプレイヤーの生の声を聞いて話し合うのはものすごく楽しいですね! ひとりで黙々と文章にしているだけでは分からないことが多いのですよね。結局私は(そしてイベントに来てくれた人たちも)PBMが好きだなーと再確認しましたね。

先日職場で得意スキルを自己申告する用紙を配られまして、まあ人材育成計画の一環ですが、悩んだ末に何を書いたかというと、「ばらばらのものを再構築して伝わりやすく変えるスキル」。これ、訓練していくらでも鍛えられるスキルの類だと思いますが、例えば、ばらばらの手続きを整理してシンプルにしたり、たくさんの申請用紙の項目を統一してひとつで済むようにしたり、あちこちに存在しているデータを集めて読み取りやすく加工された状態でアウトプットしたり、というようなことです。あとまあそのへんの実現に向けた裏方のネゴとか話の持って行き方とか含めたスキル全般。RPG的に言うと何でしょうかね、クレンジング屋? 何か悪に手を染めてるっぽい響きです。効率UP屋? アイテム界にいそうです。で、ともかくこのスキルはPBMでも役立ってるかもなーと再確認した次第。いっこにする、伝わる形に変えるっていうのが私は好きみたいです(同じことを何度もやらされるのが苦痛、ともいう)。

あなたの得意なスキルはなんですか? 
それはきっとPBM(PBeM)に役立てることができるはず。

それではまた《大陸》でお会いしましょう!
今回BGMは「ソーマブリンガー」サントラの、アカツキでした。サントラだけでゲームはまだやっていない、ってちょっと邪道なんですけど……。

登場人物たち

アダマス
50代男性。弟子?
ホールデン
60代男性。出番なし。
カッサンドラ
20歳?女性。正体は白い豹。
クレド
13歳の少年。カッサンドラと一緒に行動中。
グロリア
14歳の少女。出番なし。
ミルドレッド
24歳女性。出番なし。ルドールの娘?
スィークリール
金色の大きなからくり犬。 荷物持ちと化しつつある。アダマス、リュートたちと同行。
ミスト
炎を操る子ども。素直。
ドール(ルドール)
前パルナッソス教区長。《涙の盾》盾父。アダマスより年上のはずだが、そうは見えない。
ミスティルテイン
《炎湧く泉》に住んでいた火山の精霊。分割されたので全員別個体扱い。赤く燃える小鳥。

第6章の行動指針と補足

けっこう書くことが多くなってきたため、アクションかかっていないNPCはばっさり出番を削られたりします。行動はなるべくしっかりと具体的に書いてくださいね。説得とか情報収集については「話のもちかけかた」「メンバー」「どこに論点を置くか」等の仕込みも大事ですよ〜。

1.鳥の鍵を使う/つかわない/鍵を持つ人をなんとかする
 鍵を持っているのはカインさん、リュートさんです。
 使う場合アダマスは敵対します。ルドールは支援します。
 鍵を使うには、ある条件を満たした人間ふたりが必要です。
 何もなければ状況を把握したミルドレッドも参戦予定です。
2.パーピュアを何とかする
 現在パーピュアさんは「魔力変換維持装置」となっています。ちなみにレディルさんも一緒。
3.ミストやミスティルテインを何とかする
 ミストはティカとともにいます。ヴィーヴルの使い魔風ミスティルテインとお話したい場合はこちら。
 ただしあまり知的な会話は望めない雰囲気。
4.そのほかのことをする
 上記にあてはまらないもの全般。
アンケート byカッサンドラ :
 「人間の定義」を教えてください。
 回答権はラージさんにありますが、他のキャラクターの皆さんも考えてみてくださいませ。
 ラージさんは併せて「カッサンドラをどうしたいか」もお答えくださいね。

1.胸の炎 2.彼我 3.神の歯車 マスターより

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