マスターより
お待たせしてスミマセンでした。いろんな意味で盛りだくさんの第4章、お届けです。
わりともう、短くまとめるというのが無理になってきました。途中までは構成もシンプルにしたつもりだったのですけど、書きはじめて小ネタレベルも回収してみるとあら不思議……そんなわけで読むのもかなりしんどい量だと思いますが、お時間のあるときにでも目を通してもらえるとうれしいなあと思います。分量書いただけあって、情報もそれなりに出揃ってると思いますし。これからは人間関係もじっくり書いていきたいと思います。
さて、展開についてですが。第4章で転機となったのは、ジニア関係、《月光》関係、それに《パンドラ》関係でしょうか。《パンドラ》ゲームの結果も影響し、こんな展開となりました。誰が真実を語っているのか、あるいは真実のつもりでそうではないことを語っているのは誰か。そんなあたりも楽しんでもらえましたら幸いです。
あ。そういうごたごたの裏まで読むのが面倒という向きには、各シーンの最後のほうだけ拾い読みしてもわりと話がつながるんじゃないかなと思いますので、お時間のない場合はこちらの裏技をお試しください。
それから折り返し地点を過ぎたということで、今後さらにアレな展開になる可能性があります。PBeM2005のテーマは「生きるとはどういうことか」です(いえ……いつもコレなんですけど)。裏返しで「死とは何か」も絡んでいます。皆様そろそろ覚悟をお願いします。
■スケジュール関係。
次回第5章アクション締切:11月21日(月)
第4章の個別メッセージはちょっと送信に時間がかかりそうです。お待ちを!
公開予定日は改めて告知します……もう年の瀬なんですね。ひえー。
それではご意見・ご感想等お待ちしております。
また《大陸》でお会いしましょう。
物語の補足(ネタバレ含む)
・白い剣のお手入れ方法は、おおよそヴィクトールさんが解明。
意志を貫こうとする際に、髑髏の刻印が白い剣へと変じます。持ち主の意志が強ければ強いほど、周囲にあるほかの髑髏を狙おうとします。同時に、持ち主に対して非常な高揚感・めくるめく快楽といったものを与えます。
・姫君たちは痛みを知りません。また、この《島》においては痛みを感じることがないようです。
・旅人たちの絵の題名(+剣の有無)は名簿のページで一覧にする予定です。
・第5章は第4章直後より数日後からスタートの予定。
第5章の指針+アンケート
※鳥の人も行動できます。
- 1.姫君たちに関わる
- 2.ティアに関わる
- 3.レオに関わる
- 4.(その他の登場人物あるいは参加キャラクター)に関わる
- 5.我が道を行く
- キャラクターへのアンケート
- 《大陸》に戻ったら、何をしたいですか? 会いたい人とか食べたいものとか、ありましたら。
登場人物たち
- ジニア
- 顔の左半分を仮面で隠した女。背が高く、長い黒髪と長い黒スカートを纏う。姫君に仕えており、館のすべてを取り仕切る。20代後半?
ルーサリウスさんのことだけは名前で呼ぶ。キヴァルナは彼女にとって特別なまろうどであったようだが……。 - マロウ
- 奇妙に捻れた飾り角を頭部につけた男。褐色の肌、翠玉の瞳。姫君に仕えており、海と森を取り仕切る。20代前半?
自ら記憶をなくすことを選んだ、かつてのまろうど。 - ふたりの姫君
- 双子のようによく似ている、館のあるじたち。抜けるような白い肌、幾重ものひだのある絢爛な衣装と、高く結い上げた奇妙な髪型が特徴。姉姫はウィユ、妹姫はレヴル。外見13〜15歳くらい。
《島》の番人として《月光》に定められたらしい。彼女たちの物語の行く末は……。 - レオ
- 記憶喪失で浜辺に流れ着いた少年。金髪に抜けるような白い肌。灰色に濁った瞳は光を失っている。帝国史によれば16歳。
すっかり元気になりました。が、ひとりでは部屋の外にはあまり出たくない模様。 - シストゥス
- かつて《島》に滞在していたらしい旅人。手帳が発見される。
- キヴァルナ
- かつて《島》に滞在していたらしい旅人。地図を残している。
- 《パンドラ》改めティア
- 展示室の奥で飼われている姫君の鳥で獣。だったが人間の姿にチェンジしました。レオと同じように、漂流の末流れ着いた元まろうどと判明。
ルシカ、エルリック、スティナ、ロミオと仲良し。 - ルー
- 《パンドラ》が会いたがっていた人物。
- 《月光》
- 最初のまろうど。姫君たちの記憶には女性の姿で現れる。
承前 白い鳥の誘い・至純の仮面|1.薄明|2.めぐりあう朝|3.潮騒|4.孤独な円弧|5.雫受け止める器|6.琴線|7.埋もれた足跡|マスターより