書架〜開かれた本

物語本編は書庫でご覧ください。

ファーン・スカイレイクの物語

『物語は誰が為に』
「……あの時ティアマラは、今の自分が心から信頼出来るのは君と僕だけだと言っていました」
 数年。人が少しでも変化する為には、それだけでいい。(12/21UP)

アデルバード・クロイツェルの物語

『出会い』
 ま、こうやって、出会っちまったってわけなんだよ、うん。(11/22UP)

シウス・ヴァルスの物語

『Piece of a Dream -rhomphaia-』
 あれはそう、俺が傭兵団に入隊して最初の冬だった。奇妙な大剣を注視している俺に
「こいつかい。こいつは俺の愛剣『ロンパイア』さ」
 はにかんで答えたひとりの男がいたんだよ。(11/22UP)

ダグザの物語

『桜貝』
「だから……いいんだ。俺は、一人で生きていける」
 あの畑は、今年も金色に染まっているのだろうか。潮騒を聞きながら目覚めた宿屋で、今となっては胸の疼きすら懐かしい、あの光景が蘇る。(10/17UP)

サーチェスの物語

『芸人集団ラディカル』
 サーチェスのおはなし、聞きたいの?
 うん、それじゃあ聞かせてあげるよ。あのねぇ、サーチェスのいた旅の一座のはなしなんだけどね。みんなみんな、いいひとだったのよ。サーチェス、なんて呼ばれてたとおもう?(9/10UP)
『ラディカル------打ち上げ、その夜。』
 こんどはね、あのあと、よるのおはなしをしてあげる。もう踊りおわったときの話なのよ。サーチェスね、そのときすっごくこわかったの。(9/17UP)
『ラディカル------大人だけが知ってること。』
 こんどのおはなしは、サーチェスがしらないおはなし。夜のことで、おそとはまっくらで、サーチェスはもうねてたの。でも、サーチェスいがいは、みんなしってるおはなし。ラディカルの、むかしのことなの。 (10/17UP)
『ラディカル------see you again。』
 まだ10にも満たないちいさな少女は、自分たちの素顔をしらずに笑いかける。まだここが「芸人集団」だったころ。(02/01/28UP)

ジャニアス=ホーキンスの物語

『水の銀貨』
 若き女性考古学者ザクロは、博識な友人ジャンの知識に賭けていた。彼女の修士課程論文のネタに、とジャンが取り出したのは一枚の地図。そこに示されたダルムード砂漠という地名を指して、ジャンは言った。「面白い噂を聞いてきたんや……」(9/5UP)
登場人物設定設定
あとがきのようなもの